2012年8月28日火曜日

富士山(Mt. Fuji)に登ってきました。
音楽とは関係ないのですが、個人的なイベントとして紹介したく、記事にさせて頂きます。

私が始めて富士山に登ったのは、小学校6年生のとき、父親とでした。杉山家の出自は静岡県の御殿場市で、毎年お墓参りに行っていたのですが、6年生になって父が「富士山登ろう」。で、私は何の予備知識もなく「うん、登りたい」。
父によると、子どもの頃兄弟で登った時は昼の12時に家を出て翌朝御来光を拝み、昼の12時に帰ってきた、ということでした。一日がかり!  もちろん、全行程「徒歩」です。当時に比べて、今では五合目まで車で行けますので、いかに楽になったことか。私の時も五合目までバスで行き、そこからのスタートでした。午後に登り始めて山頂近くの山小屋(おそらく七〜八合目)までどれくらいの時間を費やしたのかは記憶にありませんが、始めての富士登山には結構きつく、息苦しかったのを鮮明に覚えています。翌朝目覚めてもそれはなおらず、朝食のおにぎりを無理して食べたのですが、吐いてしまいました。でもなんとかがんばって山頂へ。目にしたご来光はこの世のものとは思えないくらいきれいで、しばし我を忘れていました。今から思えば、息苦しくて吐いてしまうのは高山病。なんと無謀なことをしたのかと、思い出してはあきれてしまいます。

時は過ぎ、一昨年のことです。8月にお墓参りに行ったついでに富士登山を計画しました。実はその前の年に家族で登山ビギナーコースの乗鞍に登り、一度高地の空気を経験するという、一年越しの計画だったのですが、その時に次男が軽い高山病にかかって「俺は登らん」。やむなく長男と二人で登ることになりました。しかし、山小屋を予約した日はちょうど台風が接近してきて「無理かなあ」と思いつつも午後に登山を開始、とりあえず夕方に山小屋までたどり着きました。翌朝2時に起きて山頂まで登るつもりが、12時に起こされ「ちょうど日の出前後に台風が通過するので山頂に行っては命の保証がない、明るくなったら下山するように。」と山小屋の人に言われ、やむなく下山しました。

そして今年、一昨年のリベンジを果たそうと、22日夜に登山を開始。今回は徹夜で登ってご来光を拝む、という戦略でした。七合目までは順調に登っていたのですが、その後急にペースダウン。ん〜、徹夜で一気に登る、というのは無理があったか、、、気温も下がってきて、八合目の山小屋に避難。結局そこで夜明けまで休んで(寝て)、ご来光を拝んでから下山しました。下山時に頂上がすぐそこに見えたので、「登ろうかな」という気に少しなったのですが気力がなく、「また今度にしよう」という結論になりました。まあ、毎年お墓参りに来る訳ですから、登ろうと思えばいつでもできるのですが、ちょっと残念な結末でした。。。

昔に比べて、非常にたくさんの人たちが富士山に登るようになりました。特にご来光を拝みたいという方が多く、夜明け前は八合目〜頂上にかけて大渋滞。私もその大勢の人間のうちの一人なのですが、装備さえしっかりしていればいつでも気軽に登れる山、というのではなく、山岳信仰の対象として敬意を抱きながら、謙虚な心でまた挑戦したいと思います。
八合目からの御来光。左は山中湖。

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