2012年12月29日土曜日

今日の晩ご飯は、鍋でした(ちょっと暖かかったのですが)。
そこで、以前鳥取に行ったときに買ってきた日置桜(山根酒造場)の「強力(ごうりき)」という銘柄を試してみました。強力とは酒米の名前で、鳥取県特有の品種だそうです。少し前までは「山田錦」を使ったお酒が多く造られていました。確かに山田錦を使ったらおいしいお酒ができるのですが、これは兵庫県の酒米です。全国どこの蔵でも兵庫県で作られた山田錦を使ってお酒を造ることが流行したために、どの蔵のお酒を飲んでも同じ味がして、地酒から個性がなくなってしまったなあ、と感じたことがありました。
でもそういった画一化に対する反省から、最近では、地域でとれたお米や、地域特有の酒米を使ったお酒が造られるようになりました。

で、「強力」。あっさりとしていますが、それでいて力強い味がします。特にこの銘柄は、山根酒造場さんが「お燗しておいしいお酒」をコンセプトに開発したそうで、熱燗にすると何ともいえないふくよかな香りが立って、いっそうお酒が進みます。山根さんによると、おすすめは熱燗よりも温度を上げる「とびきり燗」という飲み方だそうですが、う〜ん、さすがにまだ試していません。
ところでこのお酒、「杉山米」というお米から作られているのです!はじめは「強力」の中の「杉山米」という品種なのかと思いましたがそうではなく、杉山信一郎さんが作ったお米で造ったお酒ということで、この名前をつけたそうです。

他と比べてていねいなお米の作り方をしているので、よいお酒ができるのだとか。う〜ん、確かにうまい!同じ姓なので、応援したく(つまり、たくさん消費したく)なりますが、、、飲み過ぎに注意!ですね。。。

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