2014年2月13日木曜日

 フライブルク・バロック・オーケストラ(Freiburger Barockorchester 略称FBO)の演奏会に行ってきました。演目は、バッハのブランデンブルク協奏曲全曲(J.S.Bach : Brandenburgische Konzerte)です。一昨年の初来日の時は関西方面には来てくれなくて、静岡まで聴きに行きましたが、今回は昨日(アップロードが午前0時を過ぎたので正確には一昨日です)、の西宮と、14日(金)には京都でも本番があります。だんだん名前が売れてきたという感じです。実際、昨日は芸文の大ホールでの本番だったのですが、ほぼ満員の入りでした。演奏内容も上々。普通6曲通して聴くと飽きてくるのですが、FBOの演奏は最後まで引き締まっていて、聴衆をぐっと引きつけていました。でもバロックオケを大ホールで聴くというのは、少々無理がありますね。いずみホールぐらいの演奏会場が兵庫県下にできると良いですね!

 さて、このFBOのメンバー、留学時代の同級生が多いのです。特にヴィオラセクションは、4人中3人が同じ時期にコッホ先生(Prof. Ulrich Koch)の元、勉強した仲間です。その中の一人、クリスティアン・ゴセス(Christian Goosses)が、卒業試験でテレマンのヴィオラ協奏曲を演奏したのをよく覚えています。ヴィオラの新しいレパートリーを開拓していた当時の私は、「何も初心者が弾く曲を卒試で弾かなくてもいいのに」と思いましたが、今から考えれば、クリスティアンは彼なりにバロック奏法を模索していたのでしょう。卒業後、ずっと音信不通だったのですが、あるときバロック音楽のDVDを買って見ていると、昔の仲間が写っているではありませんか!その後、仕事仲間のWさんがフライブルクに留学する事になり、私の連絡先を託したところ、久しぶりに連絡が取れて、一昨年の初来日の時に四半世紀ぶりの再会を果たしたのでした。

 一昨年は本番終了後、一緒に晩ご飯を食べに行き、旧交を温めましたが、今年は過密スケジュールで、昨日は朝8時に名古屋をバスで出発。11時着の予定が11時半になり、すぐにリハーサルを開始、13時過ぎまでやってちょっとお弁当を食べた後、14時から本番。終演後はすぐにバスで伊丹空港まで移動、という忙しさ。結局ゆっくり話している暇はありませんでした。日本公演の前はベルギーへ行って、その後ワシントン・ニューヨーク公演をした後日本へ飛んできたそうで、まさに世界一周の演奏旅行です!ご苦労様!!
でも、昔の仲間が活躍するのを見るのは誇らしいですね。その姿を見て「自分も負けていられない!」と刺激を受けます。世界的に活躍するか、地域に根ざして活動するかの違いはありますが。。。22日の友の会コンサート、乞うご期待です!

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